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(回答先: 英国:対イラク「さらなる重大な違反」で調整 新決議案 [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 08 日 16:04:11)
【ニューヨーク上村幸治】米英両国が国連安保理の対イラク武力行使容認決議案の起草を進めている問題で、国連外交筋は7日、スペインなど少なくとも五つの非常任理事国が米英に理解を示していると述べた。残り2カ国が支持に回れば決議採択に必要な9票になり、フランスなど武力行使に反対の常任理事国が拒否権行使を見合わせる姿勢に転じると、決議採択は一挙に現実味を帯びてくるという。
国連安保理では、もともと米英を支持していたスペイン、ブルガリアに加え、アンゴラ、チリ、パキスタンが米英支持に傾き、カメルーンも「査察がうまくいかない場合は」という条件付きながら、理解を示し始めているという。
パウエル米国務長官の5日の安保理報告の後、同長官やチェイニー副大統領らが、ニューヨークでの外相会談や電話での説得を通じて、関係国から好意的な感触を得たという。
現時点で新決議案に明確に批判的な非常任理事国は、ドイツ、シリア、ギニア、メキシコで、ドイツとシリアは妥協する見通しがないという。このため米英は、ギニア、メキシコとカメルーンに焦点を絞り、説得工作を強化する模様だ。
一方、フランスのシラク大統領も、カメルーンやメキシコ、シリアの首脳に電話をかけ、米英に引き込まれないよう呼びかけているという。
安保理常任理事国では、フランスのほかロシアと中国も新決議に反対している。このため米英は、決議案の中で武力行使容認を示す表現を弱めるなどして、懐柔をはかろうとしている。
ブリクス国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)委員長らの8日からのイラク訪問によって局面が劇的に打開されない限り、10日以降に米英の多数派工作がさらに進みそうだ。
米英は、国連査察団が14日に安保理で行うイラク査察報告の結果を待ち、決議案採択の可能性が見えてきた段階で、原案を各国に提示する意向だという。
[毎日新聞2月8日] ( 2003-02-08-21:33 )