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(回答先: 北朝鮮問題:政府、「平和的解決」に向け外交交渉を活発化 [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 1 月 11 日 23:00:03)
核燃料棒8000以上本搬入
【ウィーン11日小川敏】
国際原子力機関(IAEA)担当の金光燮・北朝鮮全権大使(駐オーストリア、駐ハンガリー大使兼任)は十一日午前十時(日本時間同日午後六時)、ウィーンの同国大使館で記者会見を開き、前日核拡散防止条約(NPT)の脱退を決定した同国の立場を再度明らかにした。
また、記者会見に同席した同国のソン参事官(IAEA担当)は「寧辺ある五メガワット実験原子炉の再稼働準備は二、三週間で完了する。既に八千本以上の核燃料棒を施設内に搬入したが、原子炉への装てんはまだ実施していない」と語った。
金大使は「わが国に対する米国の敵対政策と核脅威に直面、わが国の存続が危機に遭遇している。
そのため、わが国の安全と尊厳のためにNPT脱退を決定した。同時に義務づけられていた核査察(セーフガード)からも解放された」と主張。
脱退通告の発効については、「NPTによれば、脱退通告後、三カ月で発効する。
わが国は一九九三年三月に既にNPT脱退を宣言したが、米国と核合意でその発効を一時停止した“特殊な立場”にあっただけだ。今月十一日付で脱退通告は発効した」と説明した。
金大使はまた、IAEAに対して「国際機関は公平でなければならないが、IAEAは米国の手先として利用されてきた。
IAEA理事会は今月六日、わが国を批判する決議を採決したが、米朝間の核合意を先にほごにしたのは米国側だ。
それなのに、IAEAは米国を批判すらしていない」と厳しく非難。米国が指摘したウラン濃縮開発計画については「そのような計画はない」と否定した。
再稼働準備中の同国核関連施設について、金大使は「あくまで電力確保を目的としたもので、原爆を製造する考えはない。
米国が敵対政策と核の脅威を放棄するならば、わが国の核関連施設の検証問題について米国と個別で話し合う用意がある。わが国は本来、米国と新しい協定を締結したいのではない。
既存の協定(九四年の核合意)の完全履行を願ってきたのだ」と述べ、米国が核合意を一方的に破棄、北朝鮮の核問題をエスカレートさせたと批判した。
その一方で、金大使は「九三年の時、核問題が話し合いで解決されると信じた者は少なかった。
しかし、米朝間の核合意が実現した。今回も話し合いで解決されないことはないはずだ」と指摘、米国との対話に期待を示した。