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【ソウル21日=白川義和】平壌放送などによると、北朝鮮外務省スポークスマンは21日、朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)が米朝枠組み合意に基づく北朝鮮への重油供給を来月から停止すると決定したことについて談話を発表し、KEDOの決定は同合意の「完全な違反」として「米国が(同合意で)残っていた最後の履行義務まで一方的に放棄した」と主張した。北朝鮮が重油供給停止で公式見解を示したのは初めて。
談話は「米国はこの決定があたかもKEDO構成国の意思であるかのように言っているが、実際には米政府が決定し、KEDOに押しつけたのは隠しようもなかった」と指摘。「米国は我々の不可侵条約締結提案に、重油提供中断の決定で答えた」と批判した。
ただ、談話は枠組み合意の「無効」や「破棄」については言及しておらず、北朝鮮が同合意を維持しながら米との対話を求める姿勢には変化はないとみられる。
(11月21日22:23)