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(回答先: 北朝鮮、国内のドル流通禁止を通知 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2002 年 11 月 22 日 23:58:57)
「これからは安心して北朝鮮に送金しても大丈夫です」。
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)にいる親類を経済的に支援している海外同胞たちに、これらの親類たちが最近口を揃えてこう言っている。多数の人に確認してみた結果、実際に日本や米国に居住している同胞が北朝鮮の家族や親類に送るカネは、正確かつ迅速に、全額本人に渡っている。
北朝鮮の親類たちが海外の親類から送られるカネの全額を、安全に受け取ることができるようになったのは、金正日(キム・ジョンイル)総書記の特別指示のためだと伝えられている。
北送同胞出身のある北朝鮮住民は、昨年と今年6月頃、数回に渡って海外送金の窓口である朝鮮合営銀行に金総書記の特別指示が下されたとし、その内容は「海外からの送金には1銭たりとも手を付けず、本人に正確に渡すように」とのことだったという。
もし、これをきちんと施行されなかった場合、厳しく処罰されるという警告も付け加えられたと、この住民は伝えた。このため、海外からの送金を適切に支給しなかった一部銀行の関係者たちが処罰を受けたこともあったという。
貿易関係で中国を訪問しているある北朝鮮の高官は、90年代中盤以降、経済難が悪化してから、北朝鮮に送金されたドルや円が適切に伝達されず、支給される時も「外貨と替えたカネ票」で支給されたり、闇市のレートより100倍も低い公式レートを適用し、北朝鮮のウォンで支給するなど、銀行側の横暴がひどかったと指摘した。特に、日本を除いた外国から送られたカネは、そのほとんどが本人には渡っていないという。
このため、当時海外に送られた非公式の手紙には、銀行に送金せず、人に預けるか、直接北朝鮮を訪問する際に持ってきてほしいという内容が多かった。当然、海外から送金が急激に減少し、北朝鮮の対外信用度も大幅下落した。
金総書記が最近、海外から送金されるカネを全額、本人に伝達するよう指示したのは、海外からの対北送金を正常化し、対外信用度を改善するための措置の一環だと、同高官は説明した。
北朝鮮は日本との関係改善を控え、海外から送金されたカネが、早期に本人に直接かつ正確に伝達されるようにするため、各道(直轄市)に朝鮮合栄銀行の支店を設置していると伝えられた。
従来、カネを受け取るためには、平壌(ピョンヤン)にある朝鮮合栄銀行の本店を直接訪れなければならなかったが、今は各道の所在地にある朝鮮合栄銀行の支店からカネを受け取ることができる。
海外から北朝鮮に送金するためには、必ず朝鮮合栄銀行を通さなければならず、送金後、本人に渡るまでは約1カ月程度が所要されると伝えられている。
姜哲煥(カン・チョルファン)記者