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(回答先: 株式市場3カ月展望 3月危機警戒で8000円割れ視野――政策催促も 投稿者 Ddog 日時 2003 年 3 月 02 日 00:39:23)
為替3カ月展望 各通貨とも不安定な動き 日銀新体制に関心
【NQN】今後3カ月間の外国為替市場では、円、ドル、欧州通貨など
各通貨とも不安定な値動きになると予想される。イラク情勢は武力行使
の是非を巡って大詰めの段階を迎え、当事国通貨である米ドルに下値不
安が強まりやすい。一方、米国に同調している英国や、景気に不透明感
を抱えるユーロ圏の通貨が一本調子に上昇する環境にもない。日本では
通貨当局が円高阻止の姿勢を鮮明にしており、円売り介入があるかどう
かも引き続き波乱要因になりそうだ。
米英両国は24日、対イラク攻撃に向けた新たな決議案を国連安全保障
理事会に提出し、否決された場合には単独での武力行使も辞さない構え
だ。27日には「イラクがミサイル廃棄で合意する」との報道も流れたが
米英が強硬姿勢を緩めるかどうかは予断を許さない。「米国は戦略的に
不利になる夏に食い込まないようイラク攻撃に踏み切る」との観測が一
部にあり、市場では「ドルへの資金流入がさらに細りかねない」との警
戒感が根強くある。
しかし、イラク問題は英ポンドにとっても売り材料。これまで消去法
的に買われてきたユーロも、買い持ち高の高止まりや景況感の悪化を受
けて上値が重くなった。介入警戒感があるスイス・フランを含め、欧州
通貨が対ドルで思わぬ下落を演じる場面もありそう。
円・ドル相場では日銀の新体制下での金融政策にも関心が高まりそう
だ。とりわけ新副総裁に内定した武藤敏郎・前財務次官の言動に注目す
る市場関係者が多い。武藤氏は財務次官時代に「インフレ目標」策に距
離を置いた発言が目立ち、「資金供給は円建て資産で」という財務省本
流の見解を示してきたが、国債買い切りオペの増額などで積極的な金融
緩和を求めてきた経緯もある。資金の流れ全体が目詰まりを起こす中で
、「デフレ退治のための積極緩和策」が非伝統的な施策に向かう可能性
は決して小さくはない。そうなれば「金融緩和→円安」のシナリオがよ
り現実味を帯びるだろう。
もともと為替に対する財務省の立場は「円安が望ましい」。武藤氏が
財務省との調整役となり、日銀が外債購入など新たな金融調節手法を模
索する可能性も残る。円相場はしばらく1ドル=115―122円程度の間
で上下に振れやすくなりそうだ。(今 晶)