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(回答先: 為替3カ月展望 各通貨とも不安定な動き 日銀新体制に関心 クイックニュースより 投稿者 Ddog 日時 2003 年 3 月 02 日 00:42:11)
債券3カ月展望 上値の重い展開か 株安で政策出動の思惑も
【NQN】今後3カ月間の債券相場は上値の重い展開になりそうだ。経
済の先行き不透明感は強く、「デフレ克服は容易ではない」という見方
から、債券に資金が向かいやすい状況は大きく変化しそうにない。しか
し、3月決算期末が近づくなかで株価が一段と下値を探る値動きになり
かねず、追加的な政策が出てくるリスクを意識して、投資家が債券の購
入を手控えることが考えられる。
新発10年物国債の利回りは0.7%台、先物中心限月は143円台と、債券
相場は最高値圏にある。日銀の次期総裁・副総裁人事が固まったことで
、「不透明要因がなくなった」と買い安心感が広がった。イラクを巡る
国際情勢の緊張が高まっていることに加え、円高が一段と進んでいるこ
とも相場を押し上げた。「目先は売り材料に乏しい」と、底堅い地合い
が続くという見方は健在だ。
もっとも利回り水準の低さから、様子見を決め込んでいる投資家は多
い。2002年度の運用をおおむね終え、短期の値ざや稼ぎを目的にした参
加者が中心になっている。2003年度の運用では国内債から外債に資金を
振り向ける投資家も増えそうで、4月の新年度入りとなっても、参加者
が限られたまま不安定な値動きが続きそうだ。
注目されるのは株価の動向だ。大手銀行株の下げが加速すれば、政府
が株価対策に踏み切るという思惑が高まりそう。小泉純一郎首相の経済
運営に不満を抱く有権者は増加傾向にあり、小泉内閣の支持率は低下し
ている。2003年度予算案が成立すれば、大型の補正予算の編成を巡る思
惑が強まってくる。福井俊彦・日銀総裁が、政府と協調してデフレを克
服する姿勢を鮮明にし、非伝統的な金融政策に踏み込む方向が見えてく
るようだと、相場の上値は重くなりそうだ。
イラクへの武力行使が決まれば、戦費負担が求められて国債発行額が
膨らむ懸念が出てくる。日銀の副総裁に武藤敏郎・前財務次官が内定し
たことで、「中長期国債の買い切り額の増加で、需給悪化は解消される
」といった見方が広がっている。しかし福田康夫官房長官らが低すぎる
利回り水準に懸念を示した発言をしたこともあって、「一段と利回りが
低下するような金融政策は期待できない」という指摘もある。(鎌谷智子)