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(回答先: 日本ほど“打つ手”に恵まれた国民経済はありません 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 22 日 17:46:17)
あっしらさん こんばんわ。
いつも勉強させてもらっています。
>@不良債権の処理(不良企業を潰す)
不良企業を潰すことは、供給の削減と同時に需要の削減につながります。
他の企業が高い稼働率や人手不足であれば、そこに失業者が吸収されて需要の削減をカバーします。
しかし、どの企業も余剰人員を抱えている現状では、不良企業を潰すことが新たな不良企業の出現を生み出すことになります。
冗談ですが、不良企業には何も供給活動をさせないで、研修や過剰な掃除だけ従業員にやってもらい給与を支払わせてほうがいいでしょうね。
政府の失業対策から、考えるとこうなりますが、投資家からみると
失業者は、不良企業の不良部所とともに失業保険受給者になったほうがよいと思います。
それでは、いけないのでしょか?
>A規制緩和
規制緩和は、新規投資と競争促進を意味します。
規制緩和による新規投資は一時的な需要増加をもたらしますが、すぐに供給力の増加に移行しますから、新規企業も既存企業も、予定売上や予定収益が上げられなくなります。
安定的な収入がある人々には競争促進で欲しい財やサービスの価格が低下するのは好ましいことですが、失業で安定的な収入が得られる人が減少すれば、その意義は低下します。
現在のようにほとんどの企業が収益低迷に苦しんでいる経済状況では、規制緩和政策は有効ではありません。
これも、政府側にたった見解です。
失業対策としての供給体制の温存であれば、規制緩和は忌むべきものですが、失業を甘受するのなら受けいられることではないでしょうか?
よろしくお願いします。