現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産21 > 358.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 土曜のATM手数料、どうして安くしないのか−首相が横並びに疑問符【ブルームバーグ】 投稿者 ご破算に願いましては 日時 2003 年 2 月 06 日 15:06:05)
小泉首相が小学生のような疑問を投げかけている。(記事範囲での批判になるが、新しく負担を増加させたのに、「もう少し安くしようという銀行がどうして出てこないのか」という問い掛けも頓珍漢だ)
ATMの手数料が下がるどころか上がっているのは、銀行の競争環境を減少するメガバンクへの再編を認めた(進めた)からである。
膨大な不良債権を抱え存続の危機にありながら、資金の運用先が乏しく収益が確保できない状況にある銀行が、少ない競争相手と阿吽の呼吸で“日銭稼ぎ”を合同企画するのは当然である。
(ATMの利用で支払い利子の回収を超えた利益を得るという仕組み)
政府自身が自由主義経済と市場原理を標榜して規制をなくしているんだから、利益確保に動く銀行が次にやるのは、預金残高を基準に「口座維持料」をふんだくることだろう。
無能な経営のツケとマクロ経済状況のためにメガバンクが揃って収益難に陥っているんだから、預金者や利用者から“お布施”を巻き上げる仕掛けはすぐに“合意”されることになる。(目配せで合意が形成できる競争環境だからね)
自由主義経済と市場原理を基礎とした政策ではありえないことだが、メガバンク構造のままでは、経済が回復しても、エグイ“お布施”の巻き上げはなくならないだろう。