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(回答先: メガバンクに集約したからですよ 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 06 日 17:46:01)
事実問題は、あっしら氏の言うとおりだ。何も付け加えることはない。 しかし、私は小泉氏の頭の中身に興味がある。なにしろ首相ですからね。 私が小泉氏の思考パターンを推定してみよう。 「市場競争を自由化し、規制をなくせば、供給主体が、限られた顧客を誘因するために、他の主体よりも有利な取引条件を提示しようとするはずである。従って、今回のケースによれば、各銀行が、他の銀行よりも有利な条件、即ち土曜日のATM手数料の撤廃という条件を提示することによって、顧客である預金者を積極的に誘因しようと試みるはずであり、それが自由主義経済下における供給主体の合理的な行動である。しかるに、各銀行は、いまだに自由市場経済に適合した合理的な行動をとることができず、相変わらず横並びの体質が抜けないがゆえに、預金者に対して他銀行を出し抜いて有利な条件を提示しようとしていない。このような怠慢な行動に象徴される日本企業の旧態依然たる体質が、構造改革を阻み、国際競争力を喪失させ、景気の回復を遅らせているのである。」 おそらくこんなところではなかろうか? しかし、土曜日のATM手数料の撤廃という条件を提示することによって、顧客である預金者を積極的に誘因したら、赤字が増大しますね。 ほとんどの預金口座は、収益上は赤字ですからね。 この条件下では、各銀行は、土曜日のATM手数料の値上げという条件を提示することによって、零細預金者を排除し、あるいは管理手数料に充当するのが合理的行動です。 分かりきった話ですね。 そこで疑問。 小泉氏は馬鹿なのか自己欺瞞者なのか、どっちなんでしょうか? 私は、どうも人気取りを狙った自己欺瞞の方かなと推定します。 小泉氏は確か慶応大学の経済(だったっけ)を出ていますから、馬鹿じゃないですよね(たぶん)。