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(回答先: 失業・倒産…不況直撃で生活保護急増 受給世帯の28% 投稿者 日時 2003 年 2 月 01 日 03:51:26)
家計のお金で膨らむ国債 経財諮問会議の民間議員指摘
「資金の流れ、民から官」
郵便貯金や簡易保険、年金を通じて政府や特殊法人などにつぎ込まれた資金は過去10年ほどで1.7倍に――。経済財政諮問会議(議長・小泉首相)の民間議員が30日の会議に提出した資料で、そんな実態が明らかになった。財投改革にもかかわらず、郵貯・簡保などに個人の金が集まり、その金が国債などの運用拡大に回っている。民間議員らは「資金の流れは『民から官』になっている」と、郵政民営化を含めた改革の必要性を強調している。
資料は、日本銀行がまとめている資金循環勘定などを基に作成。01年度末の実績を90年度末と比べた。それによると、家計から「郵貯・簡保・年金」への資金は516兆円にほぼ倍増。うち7割の370兆円が国債や財投債、地方債の購入を通じて政府や特殊法人などの公的部門へ流れた。
家計から民間金融機関への預金も1.5倍になったが、金融機関からの貸し付けは21%、株式・社債への投資は25%それぞれ減った。半面、金融機関による国債・財投債への投資は2.1倍に膨らんだ。金融機関が預金の増加分を、主に国債の購入に振り向けた構図が浮かび上がる。
民間議員らは「このままでは『民』が委縮し、『大きな政府』になるばかり」と指摘。郵貯など公的金融の改革を提言していく考えだ。