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すみちゃん、こんばんわ。
あまり寄生者を利することを書きたくないという思いもありますが、彼らのほうがずっとエグイのでとっくに承知と割り切って書きます。
>インド人は世の中が良く分かっていたようです。 リカードなんかクソ食らえで
>しょう。 日本人はどうなのか。 手首を切る必要はありません。 おとなし
>く首を切られてます。 奇怪なことではありませんか?
アジアで唯一「近代主義大国」になったことが、日本をリカード側に立たせてしまいました。
すなわち、外見的には手首を切る側に立ったということです。
明治維新期は、米国で南北戦争、欧州で普仏戦争と先進近代主義大国がアジアでの権益拡張に注力できる条件ではありませんでした。
そのため、近代化をめざした日本は、先進近代主義大国にとって、国際金融の収益源や輸出市場として位置付けられることになりました。
この時点で、政治的支配者と寄生者の“同盟”が生じたはずです。
明治維新期に金と銀の交換率の“設定ミス”で国内から金がほとんど流出したのも、そのせいだと考えています。(交換率のおかしさにはすぐに気づきますからね)
国際金融家から国際通貨を借りて、それで機械・原材料・システムを輸入し、それらで生産した財や伝統的財を売って得た国際通貨で借りたお金を利息付きで返済するという構造ができました。(このような構造は1970年代まで続きました)
明治政府が発足まもなく朝鮮に触手を伸ばしたのは当然です。(江華島事件)
生産性が高い生産システムを導入したのですから、それで生産した財を国内で売り切ろうとしたら、価格が安くなるだけで利益ができません。利益が出なければ、国際金融家から借りたお金を返済できなくなります。
中国は既に英国を中心とする先進近代主義大国が権益を確保していたので、朝鮮に目を向けたわけです。(欧米諸国は朝鮮を強引に開国させる余裕もなくなっていました)
国内で発生する“余剰労働力”は移民というかたちでできるだけ解決しようとしました。ハワイ・南米そして米国と移民先が広がっていきます。
1941年の日米開戦に至る反米感情に及ぼした「日本人移民排斥」の影響は看過できません。移民は戦後まで続きました。
アジア唯一の近代主義大国日本は、国際金融家の高利貸しのくびきにかけられ、その返済と経済支配層の利益のために、朝鮮半島・中国・満州での権益拡大にいそしみ、国内の共同体性破壊に走ったということができます。
(近代主義国家の支配方法をうまく取り込み、発展した伝統的産業があったことが支えにもなりました)
そして、近代化の宿命である“過剰生産力”が対外権益拡大をさらに要求し、「大東亜戦争」まで突き進むことになりました。
生産性の上昇という「近代」の原理は、国家(共同体)の外での販売市場の拡大を不可欠とします。
利潤動機の経済活動を基礎に、外なる販売市場の拡大なくして生産性が向上すれば、「デフレ不況」に陥ることになります。
(これは現在にも通じる論理で、利潤動機を排除しないままであれば、赤字財政支出でカバーしない限り、生産性の上昇に押しつぶされることになります)
「近代」日本は、国際金融家に首を真綿で締められながら、歴史的に深いつながりがあった朝鮮半島や中国大陸で経済権益を拡大する歴史を歩みました。(手首は切らなかったはずですが、受け手はそれに近い怒りを感じたはずです)
「近代」日本が国際金融家のくびきから逃れたのは、70年代と80年代というきわめて短い期間だけです。
その“成功”が、「バブルの形成と崩壊」、そして、「BIS規制」・「超円高」・「長期不況」というここ17年を誘発しました。
寄生者である国際金融家は、宿主が寄生者を脅かすような状況を許しません。
そのためであれば、宿主社会につくり出した“意識的手先”や“無自覚手先”を活用して、宿主の活動力を削ぐ謀略を実行します。
80年代に国際金融活動力を手にした日本の銀行は、「バブルの形成と崩壊」・「BIS規制」・「長期不況」によって、現在のような惨状に至っています。
国際金融家が、宿主である日本に国際金融家のふるまいを長期的に許すわけがないのです。
(短期にはいい気にさせてその分もごっそり吸い上げるという国際金融家のエグサは85年から現在に至る日本経済史を顧みればよくわかります)
> 閉じた世界において、どうやって富を吸い上げるのか?
> これは寄生者にとって難問に違いありません。 共同体間の「差異」から富
>を吸い上げられないからです。
> この前提において、「公共財の私有化」「生活の全面的金融化」によってどれだ
>け富を吸い上げられるのかは、私には疑問が残ります。 長期間にわたって安定して
>富を吸い上げることが果たして可能なのか。 この条件下では、人々は次々と破産
>するに違いないと考えるからです。 生活の全局面で金と利息とを取られ続けてい
>くわけですから。 一種の「焼き畑農業」みたいになりませんでしょうか?
閉じた世界から富を吸い上げる唯一の方法は、多数派からじりじり富を吸い上げ続けることです。
しかし、それは、「寄生者にとって難問」ではなく、寄生者本来の姿であり、寄生者が真骨頂を発揮するシチュエーションです。(宿主が他の宿主から持ってきた養分を吸い上げるという方法のほうが「近代]的特殊性と言えます)
「公共財の私有化」と「生活の全面的金融化」を指摘しましたが、最大の吸い上げ法は、「国債」と「産業支配」です。
寄生者国際金融家の古典的な吸い上げ方法は、戦争を煽ったり仕組んで国家支配者に借金させるというものです。(これは古代バビロニアから行われた手法です)
そして、その因縁で財政顧問にもなり、国庫金を運用できる権限も手に入れました。
今後の世界は、取りっぱずれのない国家に膨大な借金を負わせ、その利息で貨幣的富の拡大を図る動きが加速します。
国家は、利息を支払うためにさらに借金を積み上げることになります。
国民は、国家を維持するためだという“価値観操作”を受け、効率の付加価値税(消費税)を負担させられることになります。(今の日本の政治状況はまさにその方向を示唆しています)
もう一つが「産業支配」です。人々が生きていくためには、財やサービスの生産(供給)が不可欠です。
寄生者は、農業を含む生存必需財から生活利便財そして医療や福祉などのサービスまでを手中に収めようとします。
この間グローバリズムという掛け声のもと世界で進んでいる“民営化”の流れはこれが目的です。
そして、近代的基幹産業を手に入れるため、株式市場の大暴落を演出します。その過程でぼろ儲けし、底値で大量に株式を購入して支配権を手に入れます。
※ 参考書き込み
『「エンロン破綻」は“経済破壊=金融マフィアぼろ儲け”作戦の予行演習 <エンロンは今なお優良企業でSEC(米証券取引委員会)も共犯>』
( http://www.asyura.com/sora/hasan5/msg/1082.html )
『【経済問題を認識する視点】『世界同時大不況』を歓呼の声で迎える人たち』
( http://www.asyura.com/2002/bd17/msg/534.html )
もう一つの方法は、共産主義や社会主義と称して産業を国有化することです。この場合は、国債が全面的な養分吸い上げシステムになります。
> 重債務国国民にとっては、既に回答は出ていますね。
> 「先進国」と「重債務国」とで「連結決算」を実行すれば、「近代」が人々にとっ
>て「全体として」−か+か良く分かるんじゃないかと思っています(経済学者はこう
>いうことはあまりやらないようですが)。
> 「閉じたカルタゴ的世界」では、長期的に見ると否応なしに「連結決算」にな
>るものと考えています。 この条件下では、「先進国国民が「近代」に疑念をなか
>なか持たない」状況は継続し得ません。
あって欲しくないし、許しがたいことですが、世界人口の削減に向けた“虐殺”が行われる(行われている)と考えています。
戦争もそうですし、エイズやエボラウイルスもその一環だと見ています。
「ローマクラブ」や「環境保護運動」は、過剰な人口が地球環境を悪化させ、人々の生活を貧しくしているとプロパガンダをこの30年以上にわたって精力的に行っています。
寄生者が強欲のために地球環境を悪化させ人々の生活を困窮化させたのであって、このような論はまったくのでっち上げです。
なぜ、世界人口の削減に向けた“虐殺”が行われるかと言えば、先進国の多数派国民が困窮化していくからです。
これまでは、アフリカなど生存が脅かされている地域の人たちにはODAや国際機関を通じて援助が行われてきました。
しかし、「世界同時デフレ不況」になり、国債を養分吸い上げの基幹システムに据えたら、自国の人たちがなんとか生存を保つという状況になるので、生存が脅かされている地域の人たちを援助することは困難になります。
言い切ってしまえば、「自分で生存費を稼ぐ力がない人は死んでくれ。子供を産むなんでとんでもない」という動きが現実化します。
飢え死にをさせる政策をとると、窮鼠猫を噛むで“反乱”が起きるだけではなく、世界中から非難が沸き起こります。
それならば、お互いに殺し合う内戦や戦争、もしくは、伝染性致死病で死んでもらうほうが“安寧”が得られます。(あいつらが戦争するから悪いんだ、病気だから仕方がないという受け止め方がされるはずです)
「アフガニスタン虐殺戦争」後には、内服する永久避妊薬を配りだまして服用させたという情報も流れています。
WHO(世界保健機構)は、一般職員は知らないでしょうが、腐り切った幹部が支配しています。
WHOが、伝染性致死病で死んでもらうという“虐殺”の先兵として動きます。
WHOの解体・再編成は急務の課題です。
人口削減のための“虐殺”は、幸か不幸か、日本が標的になることはないと予測しています。
しかし、経済苦で自殺する人が年間2万人いるとわかっていてもそれほど問題されず、12万人のホームレスがいても邪魔な存在だとみなすだけという現状は、日本でも、人口削減のための“虐殺”が進行しているとも言えます。
今後の日本では、金がない老人が病気になったり動けなくなったら、早く死んで欲しいという政策が取られるようになるはずです。(口先では長寿を語りながら、早く死ぬしかない政策をとります)
年金制度の崩壊と老人向け介護・医療の負担増は、多数の老人が早く死ぬしかないという状況をもたらします。(介護や扶養に疲れて、親殺しや配偶者殺しに走る人もずっと増えるはずです)
> 従って、かりに「世界最終戦争」に米英支配層が「勝利」(どういう勝利かは別と
>して)した場合であっても、やはり結末は同じかなあとも思います。
ここで書いた世界になりますから、その通りです。
> もはや「寄生者」として生きることを自覚的に選択しているんでしょうか? それ
>ならそれで確信犯に過ぎません。 しかし、もし確信犯でないとすると「喜劇」で
>すね。 イラク戦米英軍事行動支持のときにも同じことを感じました。 「悪魔
>崇拝」は確信をもってやってほしいものです。
高級官僚や日銀そして学者・メディアなどには、「寄生者」の代理人を自覚的に選択している人たちがいると考えています。(ほら、おまえとあんだだよ(笑))
しかし、小泉首相も含めて確信犯は少ないと見ています。(かっこだけつけた質の悪い無能者が大半です)
まさに、『何故人びとは、あたかも自分たちが救われるためであるかのように、みずからすすんで隷属するためにかくも執拗に戦うのか』の世界です。
> 物騒な言い方ですが、「焼き畑農業」みたいな感じですか。
> 「閉じたカルタゴ的世界」では、けっきょく、個人相手に「焼き畑農業」をやる
>という結末になるのかなあ。
生活空間を急速に狭められ追い詰められたなかで行う近代「焼き畑農業」は、破壊的結果をもたらしますが、ローテーションをきちんと守って行う「焼き畑農業」はそれほど不合理なものではありません。