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中高年世代がリストラされ、失業者が増加しているにもかかわらず、高齢の年金受給世代は年に何回も海外旅行にいくご身分である。あの世代はあまりにも裕福すぎる。
彼らは地価の低いときに家を建て、株価の安いときに株を買い何度か譲渡益を手にし、金利の高いときに貯蓄をし、現役のときは給与が年々増加して資産を作った。職場では部下に団塊の世代の働き蜂を持ち、高度成長で会社も拡大してさして苦労もせずにいいポストに長くつくことが出来た。
ポスト団塊の世代は悲しすぎる世代である。地価の高いときにローンを組んで家を買い、買った家の価値は激減し、やっと管理職になったと思えばリストラされ、給与も賞与も退職金制度も毎年のように減額され、社員持株会で持たされた株は暴落し、年金制度も将来どうなるかわからず、将来の不安を抱えている。失業しても社会保険料は払わされ、失業保険は年々減らされる。
年金制度はつまるところ世代間の贈与システムであるが、働ける世代が働きたいのに働けない状況が続いて、老人ばかりが裕福になる制度はあまりに不公平である。いずれは世代間の不公平を是正する世論が生まれて年金の需給額が削られ、今の中高年世代は今まで苦労して積み立てた分すら受給できない可能性が高い。こんな少子化が続けば成り立たない制度であることは明らかであり、そのうち若い世代の支持を失って年金制度は大幅に縮小するか崩壊するだろう。
ところが年金制度が縮小するか崩壊すると、結婚しないで一生独身で過ごすような選択は誰しもあまり考えなくなると思われる。このような考え方の人は今の40歳台以降に少なからず存在するが、老後の収入が僅少で一人で生活できる水準でないならば、家族や親族など頼るべき者が誰もいないような生活は考えられないということになる。
そうなると多くの人が、結局結婚して子供を生んで一人前に育てることをまじめ考えると思われるし、昔の伝統的な家族観・教育観に戻って教育問題や少子化の問題も解決に向かうように考えますが、皆さんの意見はいかがですか。