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(回答先: トンデモに行こうぜ 投稿者 アルファンド 日時 2003 年 2 月 10 日 01:47:49)
アルファンドさん、こんにちわ。
● 太田龍氏=“あっち側”の人
太田龍氏が自覚的な“あっち側”かどうかはわかりません。
ネタがあるわけではなく、第4インターの論客(その当時の書籍も栗原登一名を含み数冊読んでいます)から、エコロジスト&陰謀論紹介者までの言論活動を見聞きしての個人的感想です。
エコロジストを胡散臭く受け止める個人的好みもあるのでしょうが、動物=生き物的な太田氏の生命観もズレを感じます。
自書として「ユダヤ陰謀論」を積極的に展開していたのも気に入りません。
何よりも、反家畜論・古代日本的価値観回帰・ユダヤ陰謀論・300人委員会支配説では、彼が警鐘を鳴らす現実を変えることはできないと考えるからです。
せいぜいが、みんなは愚鈍のまま奴隷的存在に甘んじているとか、世界の実相は主要メディアで言われていることとはまったく違うとか、俺は真実を知っているといった“回答”を提示できるだけです。
ある程度世の中を眺め考える人のなかには“正常”理論の胡散臭さを感じている人もいるわけで、その疑問に“回答”や“落とし所”を提供するのもガス抜きとして必要だと「300人委員会」は考えているでしょう。(これは、そういう言論活動を圧殺しないという意味で、そのような言論活動を行っている人が彼らのエージェントという意味ではありません)
「まあ、太田のじいさんは見てて面白いから、別に“あっち側”でもかまやしないんだが」に同意です。
● 国際金融家について
ロスチャイルドやロックフェラーではなく、2000年を超えるフェニキア起源の国際金融家が隠れた最有力国際金融家であろうという推測は、アルファンドさんの考えに近いものに支えられています。
フェニキア商人そのものが、シュメールはともかくバビロニアの商人・金融家の流れを汲んでいると思っています。
(ユダヤ教は、“バビロン捕囚”後のユダヤ人支配層がカナン地域を再統合する仕掛けとしてバビロニアから持ち込まれたものだと捉えています)
東地中海地域拠点のフェニキアが滅亡した時点で、フェニキアの有力国際商人=金融家は、元々枝分かれであり西地中海地域の覇者であったカルタゴに移ったはずです。
「フェニキアっつーと、ほとんどユダヤと同義だと思ってるんだが・・・」には同意です。
カルタゴ滅亡後にイベリア半島を中心に地中海沿岸にユダヤ人都市が多数忽然と現れたことから、そのように推測しています。カルタゴの祭祀は、ユダヤ教に近いもののようです。
「この「最強の国際金融家」の具体的な家名なんかは見当が付いてるのかな?」という問いですが、古代カルタゴより密接な結びつきを維持している数家族で、総督を数代にわたって出しカルタゴで権勢をふるっていた「マゴ家」の流れを組む家族が最上位に位置しているのではないかと思っています。
(ファミリーネームは別のもので通しており、表面的にはキリスト教徒で、キリスト教自体が、彼らの代理人によってローマ帝国の国教にまで高められたと思っています。戦争に負けたカルタゴの国際金融商人が、宗教(キリスト教)という手段でローマ帝国をのっとり解体していったという「陰謀史観」です)
カルタゴは第3次ポエニ戦争で滅亡しましたが、その戦争を担ったのは傭兵部隊で、「マゴ家」をはじめとする国際金融家=国際商人たちは厖大な資産を伴って脱出しています。おそらく、当初、イベリア半島に入り、情勢が落ち着いてから地中海全域で拠点を立て直していったと想像しています。
「ヴェネチア共和国」も、彼らの拠点都市国家だと考えています。
それは、カルタゴとヴェネチアが経済形態(国際商業と国際金融を基礎)で共通であることのみならず、政体の類似性(これは、近代共和制とも近いものですが、市民権を持つ貴族が総督=大統領・評議会=議会・顧問会議=内閣を選出し、それらが協力と牽制を伴いながら統治を行う)や祭り(ヴェネチアで有名なカーニバルではカルタゴと同じように仮面が使われています)で推測できます。
誰が究極的支配者なのかはほとんど意味のない「経済システム」になっていますので、ここに書いた内容は、物語として受け止めてもらえば幸いです。