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(回答先: すごいですね! 投稿者 SAKON 日時 2003 年 3 月 16 日 19:24:02)
SAKON様へ
>ところが、ちょうどタイミングよく、読書会の書き込みをし>てくださったので、うまく乗っからせていただきました。
もっと沢山の人が乗っかってくれるといいですよね(^^)。
>それにしても「構造と力」を軽々読破されたとはすごいですね。
大学を出て十数年たって、やっとこさ工学博士号を取得しようとしているくらいで、全然すごくないんですが・・・(^^;。
おそらく、『構造と力』は浅く読むのがコツで、あの本は浅田本人が語っているようにあくまでチャートであって、
あの本を読んで現代思想の海図を得たら、その原典に向けて出航していく、というのが正しい読み方で、
全て理解しようなんて思ったら、そりゃー大変でしょう!私の理解はその程度のモンです。
チャート式学習参考書は読破すれば誰も省みないでしょう?だから『構造と力』も読み終えれば省みる必要はないのだと思います。
しかし、受験時には誰もがチャート式にお世話になるように、現代思想を学びたい人間が皆手にとる本として『構造と力』はすばらしくよくできた“参考書”だと評価しています。
>ですので、「構造と力」についても、ご指導ご鞭撻を請うやもしれません。よろしくお願いいたします!
上述のとおり、私の理解は浅いので(笑)。
>網野善彦っていうと、「異形の王権」などの室町モノが有名ですよね。後醍醐天皇をささえたのが、「あやしい民」だという図式が
>「中心−周縁」論とシンクロしたりするんですよね。あれも読んでみたいと思ってます(いつか)。
網野善彦も、読み方によっては、中世の権力(=支配・被支配)構成様式として読めると思っていて、
>近代的<帝国>型支配・被支配との比較において読めば、面白い読書になると思っています。
ちなみに、網野の概念に<世間>があったと思いますが、パクッたのかどうかは知りませんが、
阿部謹也(西洋中世史)も近年盛んに<中世>と言い出しています。
ちなみに私は、中央大学学長にまで近代的に立身出世した安部より、
神奈川大学という辺境の(失礼!)の教師であり続けた網野が好みです。
>浅田彰ですが、僕は昔、フジテレビの深夜にやった「TV−EV…(タイトル失念)」という3時間くらいの特番のビデオを持っています。・・・・・・・・・・・・・・・
>ちなみに、僕の知人に浅田氏と懇意の人がいますが、彼の住居は「まるで宇宙ドームのよう」だそうです。
学生時代に、大学近くの第一勧銀(当時)でお金を下ろしている浅田氏をお見かけしました。小柄なのが印象に残っています。
また、京都河原町の書店で少女漫画を廊下にペタンと座り込んで立ち読み(座り読み?)されている姿もよく目撃されていました。
別の書店ではクセジュ文庫をお買い求めになっている姿もよくお見かけし、「はは〜ん、フランス哲学のネタ元は別の書店では文庫かいな」と邪推もいたしました(笑)。
>というわけで、今後ともよろしくお願いします!
こちらこそ、よろしくお願いします!!
#いかん、早く学位論文を仕上げねば、リストラされてしまう(しばらくROMします)。