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経済板の記事や論説はどれもとても参考になるのですが、どうも
内容を見ても完全には理解できない事が多いです、
なにしろ数学に弱く危うく高校を留年しそうになったほど
のおつむですので・・・
しかし理念の重要性から出発しておられる
「理念なき政策(武器)からの脱却」というスレッドを
( http://asyura.com/2002/dispute4/msg/176.html )
今日初めて拝見して、これはちょっと素晴らしいと、
これなら私にも分かるなあという気がしてちょっと
考えてみようかと思っています。どうもかなり苦しい道のりに
なりそうですが、まあダメでもともとで。
当面の政策のゴールに据えるべきは、何は無くとも
金融政策の自主性を死守する事でしょう。今でも既に
大概ダメな感じもしますが、しかし名目上は日本が日本の
施策を、選択肢を限られながらも遂行できています。
まずはこの局面に拠点を築き、死守し、内外の脅威を耐えしのぎ、
経済統治を許すような事態に陥る事を回避する事が必要です。
そうしないと、結局何をどれだけ費やしても無駄に終わりかねません。
ひとたび落城を許してしまえば奪回するのは極めて難しくなります。
というのも、いま我々が対面している経済の主は、出鱈目で救いがたい
馬鹿でその結果みんなを苦しめているかもしれませんが、それでも
いくばくかの、日本に立脚した理性や人情を持っています。
そんな奴すら居なくなってしまったら、あとからやって来るのは
言い回しこそマトモそうですが、実は自分たちの利益第一で
誰のどんな破滅をも気に止めない、悪い意味で超人的な化け物です。
我々が、「飲んだくれギャンブル中毒馬鹿親父 OR 人食い宇宙人」
のどちらを相手にした方が好ましい選択で、結果がマシなのかは
言うまでもありません。
というわけで、まず必要なのは、
・今どういう状況にあるのか
・内外問わず、日本経済が今どういう脅威にさらされているのか
を、まず検討することだと思います。
ここでは経済事象にのみとらわれているわけにいきません。
なぜなら、投票率が30%台なら結構上出来というような
民主主義の脳死状態が、脅威の要因で無いはずはないからです。
ある総理大臣が「投票日はどうせ寝てるんだろ?だから助かるんだよな〜」
というような発言をしていたと思いますが、
これは「俺たちはお前らの馬鹿さ加減に助けられて食えている」という
側面もありますが、
「お前らがそうして政治的に死んでいる限り、正しい民主主義など、
仮にやりたくても遂行不可能じゃボケ」という非難を含んでいると
考える事もできると思います。
あの総理大臣よりも、ロクに投票しない国民の在り方のほうが
立派だという根拠は皆無です。
マスメディアは、あの総理大臣の有る意味で良心の叫びといえるような発言を
実にうまく、くだらないゴシップに昇華させてしまいました。
神の国発言然りでしょう。本来もっと真剣に、自分たちの立つ拠り所を
考えるべき手がかりになるはすのところを、慎重で的を得た思索なしに
物事を断じる愚かさを正当化してしまい、事の真相を物の見事に覆い隠して
みせました。
(ひょっとしたら、ああいった発言は、さるお国に命じられて
国民を挑発してみて国情を調査したということだったのかも知れません。)
きちんとした考慮の裏付けを伴わない、物事のまともで正常な判断というものが、
この世にあると思うのか?
そんな疑問すら持たなくなったというのが昨今の情勢の本質なら、事態は深刻です。
あの総理大臣は結局どういう人物だったのか、私は知りませんが、
物事が全てこういう成り行きをする限り、誰が総理大臣であろうとも
全く結果には影響しませんし、子供だましではない実質のある政策を
実行する事も不可能です。
他にもつらつら書きたいのですが時間がなくなりました。
いずれにせよ、内在的脅威をどうにかして排除しない限り、利益を共有しない奴らの
為すがままに破滅する結末を回避できません。