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(回答先: 救世主は概して見た目がそれほど良くない 投稿者 するめいか 日時 2002 年 11 月 21 日 18:42:22)
さて60年前、日本人は何を信じて生きていたのだろうか?
タイムマシンがあれば是非60年前の日本人に尋ねてみたい
ところだ、「どうして天皇陛下は神で、日本人はそれに
従う必要があるのですか?」
答を聞く前に良い所に連れて行かれ帰って来れない可能性が高い。
(最近の警察署などもすっかり以前同様の良い所らしいが・・・・・・)
要するに論理の妥当性よりその徹底を優先するという
手法が徹底している。その手法が神風特攻隊や義烈空挺隊
などの形として結実し、最後にはフリチンで降参する羽目に
陥っている。
日本の誇りを守るというよりはただ単に自らの欠陥に
振り回されて自滅しただけだと言わざるを得ない部分が
そこにはある。最後までそういうものと心中するならまだ良いが、
結局かつての敵にこびへつらい、自ら得意げに染まって見せ
かつてのあり方を踏みにじってまで見せることになった。
そりゃ、こんな成り行きで天皇の責任など問えない事だろう。
自分たちが狂っていた事など、本当は前から明確に知っていたからだ。
だが「その場の空気」には逆らえなかったという事か。
だから海外で戦死した者達など所詮呪われた生贄の儀式の
犠牲者で、覚えていたくもないし手当てをしてやりたくも
無いわけだ。
そしてあいかわらず世界や社会をいくつかの区分に分離し
勝手に善悪を決め、論理の検証を拒絶する手法をあいかわらず
徹底している。「空気の読めない奴」「少し空気を読んで…」
等と恥じらいのかけらも無く残虐な制裁と共に断行する現代の
呪術は戦前から全く変わらず現代に引き継がれている。
この呪術は戦後日本に力を与え爆発的な復興を許したが、
同時にその無謬性から行き着くべきところに行き着くまで
誰もそれを止められない自体を招きつつある。何から何まで、
実は敗戦前と同じなのだと断言できる。
そしてまたしても、不運で純情なものから次の時代への生贄として
差し出して進もうと言うのである。これが21世紀の人類の
一種とはいささか信じがたい。
もうこういうことなのだから格好を付けるのは止める潮時かも
しれない。日本を支えているのは実はシャーマニズムだという
現実をはっきり受け止めて、軽薄な為政者を拒絶して正しい
呪術者を日本の頂上に据え、おごそかに我々の中から生贄を
抽出して帰依すべき存在に捧げるべきであろう。不況の原因は、
言ってみればそういう正しい行いをしていないからか、
あるいはそういう「正しさ」の発狂加減に気付いていないからの
どちらかだ。