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(回答先: Re: 伊藤博文は日本を根本的に破壊した究極の犯罪者。 投稿者 オバケのQ太郎 日時 2002 年 11 月 17 日 19:23:46)
それじゃあまりに,書記長さん、Ddogさんじゃないですか。
西洋近代の求心力はキリスト教にあるからそれに匹敵する求心力を設置しよう、で、特定の人間を神格化する宗教を新設しようとした。それは,あなたに教わるまでもなくわたしもしってますし、ましていわんや知識を専門に扱う梅原氏は当然知り抜いていますから,その点「非文化人」にご教授いたく必要はありません。
感情で反応せず冷静になりもう一度、「よく頭をつかって」彼の文章を読みなさい。ここでの梅原氏の議論のポイントは,当時の指導者たちは、日本文化の伝統を弾圧・圧殺してしまった点に罪がある、といっているんですよ。(天皇教のように、特定の人間を神格化するというのは、日本の伝統や文化構造には存在しなかった奇妙な西洋のカルトな伝統のコピーなのです。キリスト教は基本的にはカルトであり、岩倉をはじめとして,国家的洋行視察を終えて一同が理解したことは、ほかのものは入れていいが,キリスト教だけは絶対真似してはならない,という判断であったにもかかわらず,そのカルト性だけはコピーし類似のものを作ってしまった馬鹿さ悪らつさ加減をみよ。)
日本の伝統文化の素晴らしさを理解する力があったなら、決してこんな事をなかっただろう,むしろ,日本文化の素晴らしさを徹底的に生かした形、つまり日本文化や日本の伝統にに根ざした英知を結集する形,日本の潜在的な力を引き出す方向で西洋に対峙するやり方があったのではないか、ということなのです。伊藤には,日本文化の素晴らしさを理解する洞察力,もし日本文化を圧殺したらいかなるマイナス点が発生しうるかの洞察力も全くなかった。日本文化と伝統の自由な発露を強権的弾圧的に圧殺する政治システムを創出した,日本社会と文化に対するいわばヒトラーなんですよ,伊藤は。ヒトラー型社会のひな形を,手本を近代世界で先駆けて創出したのが伊藤なのです(近代型独裁体制)。しかも本人は天皇が神でない事を十分理解しながら(つまり本質的には天皇などいうのを「玉(ぎょく)」と呼んで馬鹿にしながら)、国民にはそのくだらないウソを信じろと強制したのですから,人格的にも低劣・卑劣漢だったといえるでしょう。馬鹿で卑劣な人格の指導者は、日本の素晴らしさを高度に理解している哲学者や文化人を唾棄した伊藤のような馬鹿を大量生産するだけなんです。