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(回答先: 武力行使の是非は査察後に協議で…対イラク決議修正案 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2002 年 10 月 18 日 16:14:10)
イラクの大量破壊兵器査察受け入れ問題をめぐって米英両国は17日、査察受け入れをイラクが拒否した場合には武力行使を容認するという、両国作成の国連安保理決議案から、「武力行使の容認」に相当する表現を削除、修正する方針を固めた。イラク側が査察を拒否したり非協力的だったりした際、自動的に武力行使を可能にすることを断念した妥協案で、18日にも他の安保理理事国に提示する。
国連外交筋によれば修正案は、フランスが表明していた「2段階決議方式」の第1段階決議に近い内容と見られる。
フランス案は、イラクに対する期限付き査察の受け入れ要求と、拒否や不履行があった場合の武力行使の容認を、二つの決議に分離して採択するもの。だが米政府内には複数の決議は不必要とする考え方が根強く、修正案は武力行使前の安保理協議を義務づけるだけで、第2の決議の必要性には言及しない可能性もある。
米メディアによれば、拒否や不履行があった場合、もとの案では「必要なあらゆる措置を取ることを承認する」とした部分を削除し、「重大な結果をもたらす」という表現に変更する。修正案はパウエル米国務長官からロシアとフランスの外相に電話で伝えられた。
ロシアは理解を示しており、フランスが米英側の歩み寄りにどう対処するかが今後の焦点になる。フランスが修正案の受け入れを拒めば、安保理への正式提案は見送られる公算が大きい。
イラクへの強硬姿勢を前面に出した米英の決議案は今月初めに公になった。だが査察再開を優先させるべきだとするロシアと中国、自動的に武力行使への道を開く決議に否定的なフランスとの間で見解が割れ、安保理内の交渉は暗礁に乗り上げていた。
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