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Re: ドイツの検閲態勢につきどなたかご教示ください。 投稿者 木村愛二 日時 2002 年 6 月 30 日 10:17:12:

(回答先: ドイツの検閲態勢につきどなたかご教示ください。 投稿者 ただのどかな青空がほしいだけ 日時 2002 年 6 月 30 日 08:37:47)

「のどかな青空]」希望者へ。しかし、のどかな話にはならないでしょう。

この問題について私は、今の今、イスラエル問題と同時に、「あの残虐な」アメリカ帝国の正義の神話の三種の神器の位置づけで取り上げています。「教育」は常に「神話教育」なのです。目先が変わると、何度も騙されるのです。

以下、拙訳『偽イスラエル政治神話』より“聖典承認”の経過を抜粋。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/nise-3.html
[前略]
一九九二年・オーストリア「ナチス禁止法」への追加。量刑は下限を軽減。
[内容……「『アウシュヴィッツの嘘』に対する各国の刑事立法について」(楠本孝『法学セミナー』97.10)から要約。印刷物、放送若しくはその他のメディアにおいて、又はその他公然と多くの人々に見聞に供する方法によって、ナチスの民族謀殺又はその他のナチスの人道に対する罪を事実でないと否定し、著しく矮小化し、是認し又は正当化しようとした者も第3条gによって処罰される。ただし、「第3条g」の量刑は「五年以上一〇年以下の自由刑」から「一年以上一〇年以下の自由刑」に変更]

一九九四年・ドイツ「犯罪対策法」に「民衆煽動罪」を処罰する一三〇条三項を新設。従来適用されていた「侮辱罪」などの刑法よりも量刑を強化。
[内容……出典は同右。公然と又は集会において、公共の平穏を害するのに適した方法により、ナチスの支配下に行われた刑法二二〇条a(民族謀殺)一項において規定する態様の行為を、是認し、事実でないと否定し、矮小化した者は、五年以下の自由刑又は罰金刑に処す]

 つまり、一九九〇年代に入ってから、一斉に、フランス・オーストリア・ドイツという、いわばナチ政権の最初の支配圏で、ニュルンベルグ裁判記録の“聖典承認”の動きが始まったのである。
[後略]

 前後の事情は直接見て下さい。

最近の動きにも、以下で簡略に触れました。
http://www.asyura.com/2002/war12/msg/1024.html
『亜空間通信』2002.06.17:276号【極右シャロンがドイツでタブー見直し誘発しユダヤ人批判の作家ヴァルザー復活】

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