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西側陣営で検閲が厳しさを増しているようです。イギリスやフランスでは検閲制度があって自由に報道/出版できません。
ドイツではインターネットのサイトを開くのに政府の許可が必要で、かつ政府からみて国民の政治的健康を害す内容の資料にアクセスしたりダウンロードしたりすると、コンピュータが没収され、自動的に5年間刑務所に入れられるそうです。政府は、誰がどこにアクセスしたか監視しているのだそうです。ヒトラーはその政府関係者とともに、「欧州のユダヤ人を根絶よせ」という指示や示唆は実は一度も出したことがない、と書いたアメリカの研究本を翻訳したドイツの出版社(ドイツでベストセラーとなった)の主催者夫婦が逮捕され、その本全て没収されたそうです(1996年)。これはアメリカ情報当局のボン支部がドイツの情報当局にこの出版を差しとめしてほしいと要請し、ドイツ警察当局がこの要請を受け出版社を急襲したとのこと。ユダヤ人根絶説がないとイスラエルがパレスチナに居座る正統性が弱くなるため、アメリカ同局が、この本が出回ることを面白くないと思ったことは想像にかたくありません。名目上はracial hateredを予防するという法律で出版差しとめとなったそうです。
これらのことは1998年にでたアメリカの本にかかれていたことです。現時点のドイツの検閲態勢について御存知のかたいらしたら(ドイツ国内にお住まいのかたとか)、ご教示願えませんでしょうか?