現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 日本も朝鮮半島方面の警戒体制を強化〔読売新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 6 月 29 日 13:55:52)
【ソウル29日=浅野好春】
韓国西方・黄海沖の大延坪(テヨンピョン)島付近で29日午前10時25分ごろ、韓国海軍の高速艇と北朝鮮の警備艇の間で銃撃戦が発生した。韓国国防省によると、この銃撃戦で韓国海軍の兵士4人が死亡、18人が負傷、1人が行方不明となったほか、高速艇1隻が沈没。
北朝鮮警備艇も炎上したまま、北朝鮮側海域に逃げ去った。南北関係は現在、当局者間対話が実質的に中断するなどこう着状態にあるが、今回の事件で関係がさらに冷却化することが懸念される。
同海域で南北が交戦したのは1999年6月以来。金大中大統領は29日、国家安全保障会議を緊急招集した。
韓国の聯合ニュースなどによると、同日午前9時54分ごろ、北朝鮮警備艇2隻が、操業中の北朝鮮漁船とともに南北の海上境界線である「北方限界線(NLL)」を越えてきたため、緊急出動した韓国海軍の高速艇2隻が北朝鮮側海域に戻るよう数回にわたって警告した。しかし北朝鮮側はこれに応じず、先制射撃を加えてきたことから、韓国側も応戦した。交戦は約25分間にわたり、散発的に続いた。
韓国国防省によれば、韓国高速艇の操舵(そうだ)室で火災が発生、艇上にいた射撃兵と見られる4人が、北朝鮮側の銃撃で死亡。銃撃された高速艇は仁川港にえい航される途中、沈没したという。北朝鮮側も相当の被害を出した模様だが、死傷者など詳しいことは不明だ。
北朝鮮のメディアは同日午後1時現在、事件について報じていない。
NLLは海上の南北軍事境界線に当たるもので、今回の事件が起きた海域では、ワタリガニ漁などをする北朝鮮漁船の越境事件が頻繁に発生している。北朝鮮はNLLを「米韓が一方的に線引きしたものだ」として認めていない。
99年6月の銃撃戦では韓国海軍側の攻撃で北朝鮮の魚雷艇1隻が沈没、警備艇数隻が大破するなどして約30人の北朝鮮兵士が死亡したと見られている。
(6月29日13:56)