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(回答先: 黄海で南北朝鮮艇が銃撃戦 韓国兵4人死亡北朝鮮艇沈没〔朝日新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 6 月 29 日 14:05:25)
韓国国防省によると、韓国西海岸沖の黄海上で29日午前10時25分(日本時間同)ごろ、韓国領海を侵犯した北朝鮮の警備艇2隻が韓国海軍警備艦艇の警告に対し、機関銃を発射した。
韓国のテレビによると、この銃撃で、韓国兵4人が死亡、18人が負傷し、韓国の警備艇1隻が沈没した。韓国側は機関銃弾を発射して応戦、北朝鮮の警備艇は船体が一部炎上した。交戦は約20分間続いた。
現場は南北境界線に相当する北方限界線の白●(●=令の右に羽)島付近。
韓国政府は、安保関連の閣僚らを緊急招集、この交戦の分析と今後の対応策の協議に入った。韓国の大邱で29日夜、サッカーのワールドカップ(W杯)の3位決定戦が予定されている中での重大な事態の発生となった。
南北関係は4月に金大中大統領の特使が訪朝して金正日総書記と会談、和解へ向けて再び動き出すかにみえたが、北朝鮮は民間交流を優先させ当局間対話は回避している。今回の銃撃戦で南北関係全般が後退する可能性がある。
黄海で本格的な南北艦艇の銃撃戦が起きたのは1999年6月以来。毎年5、6月には銃撃戦のあった海域でカニ漁が最盛期を迎えるのに伴って北朝鮮の漁船や警備艇の領海侵犯が度々発生、昨年6月も韓国海軍が北朝鮮の漁船に警告射撃している。
北朝鮮の警備艇は今年に入って韓国領海にこれまで10回侵入していたが、銃撃戦が起きたのは初めて。南北間の銃撃は昨年11月に軍事境界線の非武装地帯で起きて以来。(共同)