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(回答先: アルカイダの主張、願望にすぎない=ISAF報道官[バグラム空軍基地(アフガニスタン)24日ロイター] 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 6 月 24 日 23:04:45)
カシミール危機の深刻化の中で、ラムズフェルド国防長官が口を滑らせた事件があったのだね。アルカイダが、カシミールにいるのだと言う発言だったね。これは直後に取り消された発言だが、記憶に新しいところだろうね。
カシミールにアルカイダがいるどころか、コソボにも、ボスニアにも、マケドニアにも、チェチェンにも、アルカイダは暗躍しているらしいのだね。その頂点にいるのが、ビンラディン氏だと言うね。もっとも、ビンラディン氏の上司には、アメリカ情報機関がいるらしいのだがね。
ラムズフェルド発言の後、カシミールにいるアルカイダ軍団の存在が問題になった。そして、パキスタン政府からの抗議でその発言は取り消された。しかし、2001年11月のクンドゥス包囲戦では、パキスタン軍がアフガンから、パキスタン軍顧問や情報機関と共にかなりの数のアルカイダとタリバン兵をパキスタン内に移動させたという報道が相次いでいたのだね。
パキスタン軍情報部は、アルカイダであれタリバンであれ、自分が訓練し指揮した「部下」や「友軍」を見捨てずに脱出したらしい。そして、これが北部同盟と関係を持つインド情報機関にも伝わったらしいね。そこで、インド政府はアメリカにもイギリスにも外交筋から抗議したが、米英とも無視したらしいね。
この脱出作戦は、軍に権力基盤を置くムシャラフにとって、軍の信頼を確保するために必須だったらしいね。そして、脱出した分子は、その後カシミールに移されたと言う。8000人いたはずのクンドゥス内のタリバン兵力で、降伏したのは3000程度だったらしいから、残り5000人程度の兵力が脱出したと言うのだがね。
この脱出作戦は、パキスタン軍が独自に進めたのでは無いね。これらは、ホワイトハウスとアメリカ空軍が、パキスタン軍の空輸作戦を承認していたから可能だったらしい。アメリカとパキスタンの間には、パキスタン人だけ脱出させるという約束があったが、脱出作戦が始まるとブレーキがきかなくなったとも言うね。これは、ダブヤに対するしっぺ返しに、アメリカ軍と情報機関の不満分子がメディアにリークした話らしいがね。
パキスタンに脱出したタリバン兵が、その後カシミールに移されたという事もあり得る話だね。ムシャラフは、アフガン戦争を開始してから、アフガンよりカシミール問題を重視すべきだと国内で宣伝してきた。その結果が、カシミール紛争の深刻化となり、権力基盤の動揺となったのは皮肉だろうね。
インドは、今でも、パキスタン情報部の陰謀を暴くのに執念を燃やしているようだね。国会まで襲撃されれば、それも理解できなくは無いがね。しかし、インド軍は、カシミールの民間人を無差別攻撃し、これまで5万人以上の死者を出していると言うから、パキスタンだけを責められ無いがね。
アメリカ軍の現地指揮官は、アルカイダはいなくなったと言い張る。アフガンのアメリカ軍は、子供を含む民間人を無差別殺戮しているらしいから、そう考えるのも理解できなくは無いがね。しかし、この無差別殺戮は、友軍のイギリス海兵隊にも不評らしいね。指揮官への報告にも、殺された民間人が「タリバンもしくはアルカイダだった」という言い逃れしか出てこないらしいから、いずれISAFは、自分たちの無差別殺戮行為を問題にされるだろうね。
英海兵隊は、あと2ヶ月程でアフガン駐留任務をトルコに引き継ぎ、帰国する事が決まっているらしい。英特殊部隊は別として、英海兵隊は、これまでタリバン兵との接触さえ無かったと報道されているのだね。アフガンで無差別殺戮に走ったアメリカ軍や衛星諸国の軍隊では、その士気も最低限にまで萎えているようでね。それでも大佐の話が信頼できるかと言うと、そうは言えそうに無いのだね。