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(回答先: 印パ核戦争のシナリオ〜日本軍事情報センター(神浦元彰氏)の軍事最新情報より 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 6 月 06 日 12:05:17)
【イスラマバード春日孝之】
米国のアーミテージ国務副長官が6日、パキスタンを訪問、サッタル外相と会談した。ムシャラフ大統領とも同日中に会談する。イスラム武装勢力によるカシミールのインド支配地域への「越境テロ」について「停止したとの明確な証拠」を改めて求めるとみられる。
副長官は7日にはインド入りし、バジパイ首相と会談、印パ両国間の調停を行う予定。近くラムズフェルド国防長官も両国を訪問する計画で、米国は印パ間の緊張緩和に向けた仲介を本格化させる。
ムシャラフ大統領は「越境テロは許さない」と再三約束し、インドとの対話再開を求めてきたが、インドは「言行不一致だ」と非難、「越境テロ停止が対話再開の条件だ」と突っぱねてきた。
当面の武力衝突回避に向け、副長官が平行線をたどる両国の主張から、どこまで譲歩を引き出せるかがポイントだ。
バジパイ首相が5日、印パ共同で「越境テロ」監視のための巡回システムを立ち上げようと提案したのに対し、パキスタンは即座に拒否した。また、英紙によると、米英軍をカシミールに派遣し「越境テロ」の監視にあたるとの案も浮上しているという。だが、カシミール問題を「国内問題」と主張するインドが、国際紛争との印象を与えかねない外国部隊の受け入れを認める可能性は極めて低く、妥協点を見出せるか、厳しい情勢だ。
印パ両軍はカシミールに双方合わせて100万人規模の軍部隊を配備、連日、実効支配線(事実上の国境)を挟んで砲撃・銃撃戦を続けている。