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(回答先: パキスタンが核兵器準備 カルギル紛争〔産経新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 5 月 15 日 16:06:47)
【ワシントン15日=林路郎】
インドとパキスタンが領有権を争うカシミール州のカーギル地方で99年に軍事緊張が高まった際、パキスタンのシャリフ政権が核弾頭搭載可能な中距離ミサイルの配備準備を進めていたことが、クリントン前政権で国家安全保障会議(NSC)の上級南アジア部長を務めたブルース・リーデル氏の論文で明らかになった。
15日付の米紙ワシントン・ポストによると、同氏は近く発表されるこの論文で、当時のクリントン大統領が、同年7月にシャリフ首相が仲介を要請する目的で緊急訪米した際、核ミサイル配備について詰問。その後、首相が自国軍も含め撤退させたため、62年のキューバ・ミサイル危機以来、世界が最も核戦争の瀬戸際に立たされた危機は回避された。米国はパキスタン軍が中距離弾「ガウリ」を格納庫から出し、配備先へ移動させていることを探知した。また、米政権内では当時、パキスタンが核を使うならミサイルでなく航空機を使った爆撃になるとの見方が支配的で、政権内でもパキスタン軍の動きに衝撃が走ったとしている。