(回答先: イラク:監視地域に最も多い地対空ミサイル部隊を展開[毎日新聞4月23日] ( 2002-04-23-12:58 ) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 4 月 23 日 15:13:45)
【ワシントン22日=林路郎】
マイヤーズ米統合参謀本部議長は22日の記者会見で、イラク軍が同国南北に設定されている「飛行禁止区域」下でここ数日、対空ミサイル配備を近年にないペースで増強していることを明らかにした。米英軍に対する攻撃頻度も同時に増しており、同議長は「我々はイラク軍の意図を懸念している」と警戒感を表明した。
「飛行禁止区域」は、米英が湾岸戦争後、北部に住むクルド人と南部のシーア派の両少数派保護を名目に北緯33度以南、同36度以北に設定し、イラク軍機の飛行を禁止している。
同区域内を哨戒飛行中の米英軍機がイラク地上軍の挑発を受けて防空施設に対する空爆を加える事件は今月に入って頻度を増し、3件発生。同議長はこのうちの1件では、イラク軍が従来より高性能の地対空ミサイルシステムを使って米軍機を威嚇したと述べた。
米軍機の哨戒活動のレベルがここ数年ほぼ一定している中でイラク側が対空攻撃を強化していると見られることから、フセイン体制転覆に向けた大規模な軍事行動を警戒するイラク軍が、敵対姿勢を強めている可能性がある。
会見に同席したラムズフェルド国防長官は、「中国企業が高性能の防空レーダーをイラク軍に供与した」との疑いがあることについて、「中国が支援をやめたとは思わない」と述べ、中国が対イラク軍事支援に継続的に関与しているとの見方を示した。
(4月23日12:14)