(回答先: Re: 米参謀本部議長、イラクの対空ミサイル増強に警戒感〔読売新聞〕 投稿者 ほくめん 日時 2002 年 4 月 23 日 22:14:34)
中国はイラクの防空管制システムの強化を手がけています。
でもイラクの対空ミサイルは米英連合空海軍相手には全く無力なのは湾岸戦争以降の戦例を見ても明らかです。
レーダーがステルス機を補足できない。
レーダーがステルス機以外を補足できてもミサイルの誘導がECMを突破できない。
AWACSなどでイラク軍のSAMの発射やコースを早期に発見できる米英空海軍機はその回避も容易。
米英軍はイラク軍SAMのアウトレンジから対レーダー高速ミサイルでイラク軍の哨戒レーダーやSAMを破壊可能。つまりSAMミサイルをロックオンするまえにレーダーのスイッチを入れた途端、米英軍に先に攻撃されてしまう。
ただし、イスラエル空軍が米英軍がしているようなシステマチックな(つまりAWACSと空中給油機と制空戦闘機と攻撃機と対レーダー高速ミサイルを搭載した電子戦機と偵察機がチームを組んだ)対地攻撃ができるかはわからない。
例えば米軍の支援なしに英軍のジャギュアやトールネードだけでイラクを空爆したら、英軍であっても大損害を受ける可能性がある。
同様なことはイスラエルについても言える筈で、特に中東戦争になりシリアと交戦した場合、シリアはロシア版のパトリオットスキーS300を配備しているという情報もあり、注意が必要だ。