(回答先: イスラエル軍、ジェニン・サルフィートも制圧〔日本経済新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 4 月 03 日 21:41:08)
【カイロ3日沢田敬介】
アラファト・パレスチナ自治政府議長はたった一台の携帯電話で、指示を出したり、米国とも連絡をとっている−。パレスチナ自治政府のナビル・シャース国際協力相は二日夜(日本時間三日未明)、カイロ市内で記者会見し、イスラエル軍に包囲されてヨルダン川西岸ラマラの議長府で監禁生活を余儀なくされているアラファト議長の近況を語った。
それによると、議長府は八つの建物で構成。議長はそのうちの公邸の三部屋と、ホール、台所、風呂場から成る「狭い部分」で生活。オフィスには側近ら二十人のほか、イスラエルの軍事行動に抗議するヨーロッパ人ら二十人も一緒におり、「非常に込み合った状態」という。
周囲の建物はイスラエル軍の砲撃で破壊され尽くしているものの、議長はオフィス内から携帯電話でアラブ諸国の首脳や外相、欧米とも頻繁に接触、パレスチナの主張に理解を求めるため各国を駆け回っているシャース国際協力相には「三十分から一時間ごと」に指示を与えているといい、逆境への強さを誇示している。