(回答先: イスラム諸国会議、イスラエル非難を宣言〔日本経済新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 4 月 03 日 21:40:01)
【カイロ=松尾博文】
ヨルダン川西岸での軍事行動を拡大しているイスラエル軍は3日、ジェニンを制圧したのに続き、ナブルス南西の町サルフィートにも進駐した。ナブルス周辺にも戦車や装甲車400両が集結しており、同市への侵攻も近いと見られている。
ジェニンには戦車約50両が突入し、戦闘でパレスチナ人2人が死亡した。サルフィートにも戦車約20両が侵入、銃撃戦が発生した。イスラエル軍報道官は同日、ジェニン、サルフィートへの進駐を確認したうえで「テロ組織壊滅を目指す作戦の一環だ」と述べた。
一方、2日に制圧したベツレヘムでは、キリスト誕生の地とされる場所にある聖誕教会に武装パレスチナ人約200人が退避し、包囲するイスラエル軍とのにらみ合いが続いている。
イスラエル軍は3月29日にラマラに侵攻したのに続いて、これまでにトルカレムやカルキリヤなどを制圧した。残るヨルダン川西岸の主要都市のナブルスやヘブロンなどへの進駐も時間の問題とみられる。