(回答先: 「監禁」アラファト議長 携帯電話が“命の綱”〔東京新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 4 月 03 日 21:44:10)
イスラエル軍は3日もヨルダン川西岸パレスチナ自治区ベツレヘムやラマラ、ジェニン、ナブルスなど各地で軍事攻勢を強め、パレスチナ人が多数死傷している模様だ。同軍は各地を包囲して制圧、電話回線が切断されている街が多いうえ、救急車が駆けつけられず、死傷者数の把握すら困難な情勢となっている。
パレスチナ筋などによると、ジェニンやナブルス近郊のサルフィトでは、前夜からのイスラエル軍の侵攻で激しい銃撃戦が起き、少なくとも6人が死亡した。ほかの場所でも犠牲者が相当数出ているのは確実だが、同軍制圧下であるため、医師ら救護隊も十分な活動ができず、死傷者の確認もできない。
また、負傷者を搬送中の救急車も、同軍兵士によって途中で止められ徹底的なチェックを受けており、パレスチナ人権擁護団体などによると、手当てが受けられなかったり遅れたりして死亡するケースも増えているという。
一方、墓地への遺体搬送も困難になっている。ラマラの病院では遺体の収容施設が足りなくなったため、急きょ駐車場に穴を掘り25人を埋葬した。ベツレヘムでは2日朝、一家8人の住む自宅が砲撃や銃撃を受け、母親と息子が死亡したが、遺体搬送車が到着できず、残された子どもたちが自宅に遺体を置いたままだという。(21:26)