現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
東京都の石原慎太郎知事は18日午後、都議会本会議の所信表明の中で、日朝間で合意した国交正常化交渉に関して、「拉致(らち)問題について、得心できる結論が得られる必要がある」と述べ、正常化交渉に入るためには拉致問題の全容解明が不可欠との考えを表明した。
所信表明の中で石原知事は拉致被害者と、その家族に対してお悔やみを述べるとともに、「蛮行を繰り返す北朝鮮に対しては、東京都民を代表して強く抗議する」と激怒。
悲劇的な結果を生み出す事になった、これまでの日本政府の拉致問題に対する取組については遺憾の意を表明した。
また、拉致事件当時、都内に在住し、安否が確認されていない久米裕さん=当時(52)=の消息についても全力で解明すべきとの考えを明らかにするとともに、北朝鮮には「(拉致問題の他にも)不審船、覚醒(かくせい)剤など数々の疑惑がある」と指摘。
日本政府は「毅然(きぜん)とした態度を取っていく事が重要だ」として、共同宣言の中に「拉致」と言った言葉を盛り込まないなど、北朝鮮に対して譲歩しがちな小泉政権の対応ぶりを暗に批判した。