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(回答先: みずほ「根本的問題は何ら解決してない」〜振替遅延は全く別次元のトラブル〔株ＺＡＫＺＡＫ2002/4/19〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 4 月 19 日 23:01:54)
ついに金融庁もしびれを切らした−。柳沢伯夫金融担当相は１９日、大規模なシステム障害を引き起こしたみずほフィナンシャルグループに対し、５月上旬に金融庁による緊急検査を実施することを明らかにした。この種の緊急検査は極めて異例。金融庁では、検査結果などをもとに業務改善命令などの行政処分を行う方針で、みずほホールディングスの前田晃伸・社長の引責辞任は必至の情勢となった。
金融庁はＧＷ明けから数週間かけ、みずほ銀、みずほコーポレート銀の立ち入り検査を行うが、システムに詳しい検査官を集中的に投入し、障害の原因究明とみずほ側の危機管理体制、再発防止策などを調べる予定。
昨年３−６月の検査での指摘が、統合直前までに改善されていたかどうかも調査する。
金融庁ではみずほ側に対し、口座振替などのシステム障害について銀行法に基づく報告を求めてきた。だが、トラブルが次々と発生したことで行内が混乱。「回答は中間報告のようなもの」（金融庁）で、満足な報告は得られていない。
こうした事態にしびれを切らした柳沢担当相はこの日、「銀行からの報告を受けるだけでは不十分」といらだちを隠さず、「現場できちんと説明を受けて事態の正確な把握を行い、厳正に検証する」と断言した。
金融庁では５月１日をメドに、みずほ側からシステム障害についての最終報告を受ける見通し。だが、口座振替の遅れが解消した現在も、障害の原因は判明していない。「報告内容は期待できない」（金融アナリスト）と予想されている。
みずほ側の報告と緊急検査を踏まえ、金融庁は業務改善命令などの行政処分を行う方針だ。同時期には日銀考査も実施されるとみられ、金融当局同士が連携し、障害発生の実態解明に当たる。
そうなると、預金者や取引先企業に大迷惑をかけたとして、前田社長の進退を問う声が高まるのは必至。現段階でシステム統合時の責任者だった前ＣＥＯ３人の特別顧問退任は確実だが、前田社長の引責辞任を求める声が強まるとみられる。
「完全復旧の段階で責任の所在を明確にする」としている前田社長。金融庁の緊急調査を重く受け止め、顧客が納得する「けじめ」を付けないと、みずほへの信頼が大きく揺らぐことになる。
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