(回答先: ベネズエラでゼネスト、石油生産滞る〔読売新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 4 月 12 日 10:22:50)
労働者の無期限ゼネストなど混乱が続く南米ベネズエラの首都カラカスで11日、群衆と国家警備隊が衝突し、現地からの報道では銃撃で10人前後が死亡した。負傷者は50人以上にのぼるという。9日のゼネスト開始以来、死者が出たのは初めて。
チャベス大統領は地元テレビを通じて演説し、「民間テレビ局の報道姿勢が暴力をあおっている」などとして、政府が許可を出すまで当面、3つのテレビ局に対し放送禁止の措置をとると話し、メディア規制にまで乗り出した。
また同日、陸空軍など軍の高官約10人が声明を発表し、チャベス大統領を支持しないと表明した。「独裁者を大統領として受け入れることなどできない。民主主義の原則や人権を無視しており、地位にとどまるなら、国は崩壊の危機になる」などとした。
今回の混乱は国営石油会社PDVSAの人事にチャベス政権が介入したことで始まった。最大労組のベネズエラ労働者総同盟(CTV)がゼネストの無期限化を決めて混乱が全国に広がるなど、国内最大産業の石油輸出にも影響が出始めている。(11:25)