(回答先: パレスチナ情勢:イラク原油輸出停止で原油価格急上昇 [毎日新聞4月9日] 投稿者 sanetomi 日時 2002 年 4 月 09 日 06:15:42)
エネルギー価格の高騰が続いた場合、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)やキンバリー・クラーク、ダイアル、ニューウェル・ラバーメイドなどの米消費財メーカーの下期利益成長を圧迫する恐れがある。P&Gやダイアルの洗剤には石油化学製品が使用されており、ラバーメイドの貯蔵用製品などパッケージ用品にも石油から抽出される樹脂が使用されている。
アナリストの間ではこれまで、エネルギー製品やパルプ製品など原材料コストはことし、最大3%値下がりすると予想されていたが、原油価格が過去3カ月間で22%の大幅高を演じたことに加え、8日のイラクによる30日間の原油輸出停止措置の発表をきっかけに、こうした見通しが一変するとの観測が浮上してきた。
クローバー・キャピタル・マネジメントのアナリスト、コーフラー氏は「これは制御不可能な経営コストだ。工場操業コストと包装コストを増大させ、利益の足かせになる」との懸念を示す。2年前に同様に原油相場が上昇した際には、ダイアルとP&Gはエネルギー価格など原材料価格の上昇を理由に2000年利益予想を下方修正。クロロックスとニューウェルも同年下期に利益予想を引き下げている。
P&G、クロロックスの広報担当者はこれについてコメントを控えており、キンバリー・クラークとニューウェルの広報担当者には連絡が取れていない。