店頭(ジャスダック)市場上場で不動産担保融資を手がけるファーストクレジットは7日、会社更生法の手続き開始が決定したと発表した。大口債権者の新生銀行が昨年末、預金保険機構に債権の買い戻しを請求できる瑕疵(かし)担保条項の権利が失われる懸念が高いとして、東京地方裁判所にファーストの会社更生手続き開始を申し立てていた。東京地裁が新生銀行の主張を認めたことになる。ファーストは今後、管財人の下で更生手続きを進める。
また日本証券業協会は同日、8日のジャスダック売買システムを通じた店頭売買の時間までの間、ファーストクレジットの株式のジャスダック売買システム稼働時間外取引を停止すると発表した。