03/06 10:10 景気後退なかった可能性 オニール米財務長官 外経42
【ワシントン5日共同】クウェートからの五日の報道によると、
中東を訪問中のオニール米財務長官は「米経済が景気後退(リセッ
ション)に陥らなかった可能性がある」と述べ、民間の米経済調査
局(NBER)が示した昨年三月からの景気後退期入りの見解と異
なる見方を示した。
長官は昨年七―九月期の米国内総生産(GDP)実質成長率がマ
イナスとなった後、同十―十二月期にプラスに転じたことを指摘。
同時に「経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)は適正な水準
に回復しつつある」との認識を示した。
また長官は今後緩やかな経済成長を見込み、今年末までに成長率
が3・0―3・5%の水準まで回復するとの見通しを示した。
(了) 020306 1010
[2002-03-06-10:10]