(回答先: nominal gross domestic product(名目GDP) 投稿者 招き猫 日時 2002 年 3 月 07 日 14:01:06)
「招き猫」さん、こんにちわ。
米国の原データをお示しいただきありがとうございます。
「名目GDP」で検索されたのに、当たったのは「実質GDP」のようですね。
2001年第4四半期が2001年第3四半期に較べて、+0.2%成長していますから、おそらく成長率をプラス1.2%修正する前の値だと思われます。
修正後の2001年第4四半期の実質GDPは、10,368.0という値になるはずです。
いちばん面白いのは、2000年第4四半期と2001年第4四半期のデータ比較です。
バブル好景気の最後のあだ花であった2000年第4四半期の名目GDPは、“絶対に”、2001年第4四半期よりも大きな値です。
これを基に、年率換算ではなく、正味の年間物価変動率を計算すると、
(修正前)で2.2%のデフレ
(修正後)で3.4%のデフレ
となり、いずれにしても、日本が1999年に経験した1.4%のデフレを超えた、とんでもなく急激なデフレ状況に米国経済が陥っていることを示しています。
FRBが1月の物価変動(インフレ)率を0.2%と公表していますが、この物価上昇(第3四半期や前年比ではデフレ)の要因は、
● 大幅赤字を積み増すだけと考えて、自動車のバーゲンセールが中止された影響
●「クリスマス大バーゲンセール」が終わり、商機でもないことで、クリスマス商戦の損を少しでも取り戻したいためにセール価格を外した
● 商品アイテムが春物に移行したので、商機(イースター)が来るまで、無理に価格を下げないで様子見をしている
などに起因していると思われます。
1月が+0.2%のインフレでも、対前年比や対2001年第3四半期ではデフレであることは変わりません。
第4四半期に急激なデフレが生じたのは、年間最大の商戦である「クリスマス」に合わせて大量の商品を仕入れたが、売れ行きが芳しくなく、大々的なセールを実施してなんとか手持ち商品を売り切ろうとしたことが原因です。
それなのに、商機ではない1月になっても、0.2%しか物価が戻らなかったということは、消費者の購買力が大きく冷え込んでいることを物語っています。
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