(回答先: 現状において公的資金再注入が必要であるとの認識はない=財務次官[東京14日ロイター] 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 2 月 14 日 18:27:54)
「(不良債権問題の解決に)有効な手段と思っている」。塩川正十郎財務相は14日の衆院予算委員会で、大手銀行に対する公的資金の再投入問題について、積極的な姿勢を示した。一方で、柳沢伯夫金融担当相は「今、我々の認識には入ってない」と改めて否定的な見解を表明。政府が今月中にまとめるデフレ対応策は不良債権処理を柱に据えており、公的資金問題の行方が最大の焦点になっているが、閣内での意見の違いが浮き彫りになった。
いずれも、社民党の阿部知子氏の質問に答えた。
塩川財務相は、これまでも「公的資金を受けるか受けないかというのは銀行の判断。積極的展開しようとするなら、場合によったら受けていくという手もある」と述べるなど、積極派。この日も「必要ならやむをえない」と再投入を容認する意向を示した。
これに対し、柳沢金融担当相は「我々は本当にしっかり金融機関を見ている」と強調。風評が流れるだけで銀行の株価が下落するような状況に、不安の払拭に懸命なだけに、”外野席”からの積極投入論には、うんざりした表情さえのぞかせた。小泉首相としては、閣内の調整に難しい手綱さばきを迫られことになりそうだ。
[毎日新聞2月14日] ( 2002-02-14-22:42 )