(回答先: 公的資金の再注入、必要があればやむをえない=財務相[東京14日ロイター] 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 2 月 14 日 18:09:15)
武藤財務次官は、金融機関に対する公的資金再注入問題について、現状において必要であるとの認識ではない、と述べた。
定例会見で述べたもの。
武藤財務次官は、金融機関に対する公的資金再注入の必要性について、これは金融庁の守備範囲としたうえで、「現状において、公的資金再注入の必要性であるとの認識ではない。これは金融庁も同じだろう」と述べた。また、「不良債権処理を進めるとどうなるかが議論になるが、金融庁の話からすると、金融機関の自己資本比率に対する影響は限定的であり、ただちに注入ということにはならない、と理解している」と語った。
そのうえで、「一般論だが、万が一、再注入の必要が出てくれば、用意された資金枠もあり、そこで対応していくことになろう」との認識を示した。
さらに、一段の金融緩和の必要性については、「基本的に金融緩和の維持が必要である、との認識は変わっていない。そういう考えに沿って、対応していくことになると思う」と語った。
また、小泉首相から関係閣僚に指示のあったデフレ対応策に関して、“具体的な案として財務省から提案することはないのか”、との質問に対して、武藤財務次官は、首相から指示された5つの項目について、メインの所管庁になっているものはない、として、「財務省の所管事項から提案することは、今の段階ではないのではないか」との認識を示した。