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日本銀行の福間年勝審議委員は24日、福岡市で講演・記者会見し「最近は金融政策の面でやや注意すべき局面になってきた」と指摘。30日の政策委員会・金融政策決定会合で一段の金融緩和を決定することに含みを持たせた。そのうえで、緩和手法の一つとして、将来、国債買い入れ額の上限を撤廃する可能性にも言及した。
福間氏は一段の金融緩和について「今までの(量的緩和の)方式で対応が必要ならやる」と言明。長期国債買い入れ(今は月1兆円)の増額や、金融機関が自由に使える手元資金量(日銀当座預金)の目標(現在10兆―15兆円程度)引き上げを念頭に、市場への資金供給をさらに潤沢にする考えを示した。
日銀は長期国債の保有が野放図に膨らまないよう、お札の発行残高(9月末で67兆円程度)を上限とする決まりを設けている。福間氏は「厳格に考えるだけでいけるのか、その場面の状況を見ないといけない」と語り、上限撤廃もあり得るとの認識を明らかにした。