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(回答先: Re:>抵抗権さんへ 日本は、IMFに投資していますから、遠まわしに日本もアジア危機を演出しそれも日銀のプリンスが演出した。と言いたいのですね。でも良く分からん。 投稿者 hou 日時 2002 年 10 月 13 日 19:10:15)
houさん、こんにちは。
陰謀論は、さておきまして(小生も好きですが)、ご指摘の
文章の内容自体が、現在の資本主義=グローバリズムの問題
を端的に吐露してますよね。
陰謀論的確信犯であるという意見の背後には、グローバリズムを
押し進めることが混乱をもたらすことの指摘が、IMFにいた
学者さんからある。
その指摘とは、
・IMFはその国の実状を無視して、画一的に緊縮財政
不良債権処理及びグローバル化した基準を強いていること。
・更にあまりに政治的な判断(米国の意向)が優先していること
。
そして、この混乱のそもそもの発端は、グローバル化した資本
移動そのものが引き起こしたものであることの告白。
つまり、今後発展するだろうという金融資本家が、争ってアジア
へ資本投下し、実力以上の通貨の高騰を引き起こし、資本市場の
バブルを招き、破裂し、今度は逆に急速な資本逃避を引き起こし
実力以上の通貨の切り下げを招く。
この現象はロシア、東欧でも繰り返され、かのヘッジファンド
のジョウジ・ソロスもそれで失敗し、資本主義の限界をとうとう
口にしました。
いま、本当に国際金融の混乱を収めるなら、自由な資本移動を
制限し(まさにマハテールのやったこと)、管理通貨に逆もどり
することの検討ではないですか。それは、管理貿易にもつながり
グローバル派の猛反発を食うものだから無視されている。
巨大化した金融資本は自らのチカラで国家経済をも混乱におとし
いれていることはまぎれもない事実です。それを自省することも
なくむしろ押し進める機関がIMFだと、一般の人間が認識する
のに不思議はないと思えますが。
これは、陰謀論でしょうか?