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(回答先: あっしら、敗北宣言か? 投稿者 ろむまる 日時 2002 年 10 月 07 日 03:42:32)
「ろむまる」さん、こんにちわ。
これまで展開してきた日本経済の再生プランについては現在でもゆるぎがありません。
竹中プロジェクトの開始により、先に片づけなければならないテーマが生まれ、再生プランの実施が後回しにならざるをえなくなったという思いです。
長い戦いですから戦況に応じた策が必要だと考えています。
新聞やTVからではわからない様々な動きが日本及び米国で渦巻いていることでしょう。
敵と味方の識別もつきにくくなっていますので、慎重な判断が求められます。
赤字国債の積み増しによる「補正予算」も、直感的には味方の策のようでありながら、実は、「国有化銀行」の売り渡しをスムーズに進める補完政策だとも言えます。
なまじそこそこの経済状況が維持されれば、「銀行の一時国有化」→「大掃除」→「外資への売却」がそれほど強い反対を受けることなくスケジュール化されてしまうと考えています。
「現実が破滅的状況になる」ことを期待せざるを得ないほどの危機的“政治状況”を迎えていると考えています。
2、3年間の大災厄よりも、数十年にわたる大災厄のほうを避けなければなりません。
いくつかのメガバンクが外資に手に渡ったときには「敗北宣言」を出します。
それが防げるあいだは「敗北宣言」を出すつもりはありません。
「国民経済派」と「“国賊”自由主義派」が、それぞれ“本音”を見せないまま、自分たちの目的を実現するために様々な政策を持ち出してくるはずです。
それらの政策が何を目的としたものかを見極めることが肝要になります。