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(回答先: 小泉−竹中と山崎の戦では、山崎を支援せよ(?) 投稿者 まさちゃん 日時 2002 年 10 月 07 日 17:46:21)
まさちゃん、こんばんわ。
塩川財務大臣も、「公的資金注入」か「RCCへの不良債権売却」かの二者択一を銀行ができるようにという趣旨の発言をしています。
「RCCへの不良債権売却」は、銀行国有化を避けながら不良債権問題を解決していく方策ではありますが、愚かで無責任な銀行を国費を投じて救済することにつながります。
綱渡りのきわどい選択ですが、責任に蓋がされたままダラダラと長期間に渡って不良債権処理を行うよりも、バブル形成から現在に至るまでの銀行の責任と銀行の役割とはなにかが論議されることになる「銀行国有化」のほうが短期で決着が付くすっきりした政策だと考えています。
もちろん、「RCCへの不良債権売却」以外に米国支配層の意向に抵抗する術がないと言うのなら、先延ばし策としては認めます。
「RCCへの不良債権売却」は、新たな不良債権を生み出していくことになりますから、どのみち「国有化」が避けられない策です。
日本経済は、銀行が保有している不良債権の買い取りで「銀行システム」が安定化するほど生易しい経済状況ではないという視点が重要です。
個別銀行では対処ができない、個別銀行の生き残り策ではマクロがおかしくなるという経済状況であるが故に、生き残りに汲々とせずマクロ=国民経済の再生を基準に経営を行う国有化銀行が必要だと考えています。