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(回答先: 【インフレターゲット】竹中金融相、日銀総裁にインフレターゲット導入を要請〔朝日新聞〕【インフレーターゲット】 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 10 月 06 日 14:21:00)
竹中平蔵金融・経済財政担当相が、日銀の速水優総裁と会談した際、政府と中央銀行の間の政策協定を意味する「アコード」の導入を要求していたことが六日、明らかになった。竹中金融相は同時に、インフレ期待を高めるための物価目標(インフレターゲット)の設定も提案するなど、日銀に政策転換を求めた。速水総裁はこれらの要求に対して否定的だが、不良債権処理が加速すれば一時的にデフレの進行も避けられないため、金融相は今後ともこれらの要求を続けていく考えだ。
この会談は今月三日、東京・港区の日銀氷川分室で開かれた。関係者によると、金融相は不良債権処理に向けた態勢づくりを説明するとともに、速水総裁に対して「アコード」の導入を要請した。同相は具体的な内容について説明しなかったが、(1)デフレの克服を目標とする(2)政府は一層の構造改革を進める(3)日銀も一段の金融緩和でこれに呼応する―など求めたものとみられる。
また同相は「インフレ目標の導入も含めて(対応の)ご検討をいただければありがたい」と要望したが、日銀は否定的な姿勢を崩さなかったという。
「アコード」は政府と中央銀行が政策の方向性を一致させる目的で導入される一種の政策協定。一九五一年に米国で国債管理政策をめぐり対立していた財務省と米連邦準備制度理事会(FRB)の間で成立したのが始まりで、九三年に発効した欧州のマーストリヒト条約(欧州連合条約)も「アコード」の一種とされる。
米国の「アコード」などは、中央銀行の独立性を高める役割を果たしてきたが、日本の場合は「政府の政策に日銀を従属させるため」との受け止め方が強く、日銀内でも抵抗が強い。