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(回答先: 【経済学理論の虚妄】「金利引き下げ」や「金融緩和」で“デフレ”を阻止することはできない 投稿者 あっしら 日時 2002 年 10 月 29 日 00:17:03)
01: 2002/10/28(Mon) 11:23
経済に関して素人ですが、教えていただきたいことがあります。
以前は、日銀は月に3000億円の国債を買っていたようですが、
現在は月に1兆円を買っているようです。
今までの国債購入の累積額は、80兆円のようです。
政府はこの国債についても利子を支払わねばなりませんが、
その利子は日銀の国庫納付金として政府に戻ります。
それ故、日銀の買い取った国債は、もはや政府の負担、すなわち
国民の負担にはなりません。
それ故、日銀の買い取った国債は、政府や国民にとっては負債ではなく、
政府は後で買い戻す必要はないと思うのですが、
経済の専門家は買い戻す必要があると思っているようです。
もし政府が買い戻さないと、どのような問題が起きるのでしょうか。
政府が税金を使って買い戻すと、大きな財政上の負担になり、
この方が問題が大きいと思うのですが。
02: ドラエモン 2002/10/28(Mon) 11:30
>○○さん
仰るとおり、満期までほって置いて支払った金利も償還金も、日銀の経費を差し引いて
納付金で国庫に戻ってきます。つまり、日銀が買い切った時点で統合政府(政府と日銀を
合計したもの)の債務買戻しです。その経費は、1万円札で20円ですが、本当は帳簿の
書き換えだけで大部分済みますから、それより小さい。これが「通貨発行利益」そのもの
です。それがインフレを招けば問題ですが、そもそもインフレにしたいわけで(ゴキブリ)
当面問題はないと思います。
04: 名無しさんの秋 2002/10/28(Mon) 11:45
インフレ目標付長期国債買い切りオペに関する解説は
http://www.esri.cao.go.jp/jp/forum1/010301/kicho.html
http://www.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/Readings/iwata20020227.html
http://www.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/Readings/iwata20020528.html
あたりにあるようです。日銀が買い切った国債を売りに出さない場合と関係あ
るのは最初の奴の次の部分:
> さらに、将来、インフレを目標の範囲に抑えるために、金融を引き締める必
>要が生ずる場合には、日本銀行は所要準備率を引き上げれば、売りオペと同等
>の引き締め効果を達成することができる。所要準備率の引き上げだけで対応す
>ると、銀行の収益を圧迫し過ぎるようであれば、所要準備率の引き上げと売り
>オペを組み合わせればよい。
インフレ率を抑えるための手段は(国債などの)売りオペ以外にも所要準備率
の引き上げという方法があるということ。