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(回答先: フィアット救済暗礁に、伊労使対立が激化――最大労組、ゼネスト決行。 2002/10/19【日本経済新聞】 投稿者 hou 日時 2002 年 10 月 27 日 12:51:59)
【ミラノ=小林明】イタリア最大手銀インテーザBCI、カピタリア(旧ローマ銀行)など大手四行は十六日、経営危機に陥った自動車メーカー、フィアットを救済するための増資計画への参加を拒否した。伊政府は大幅な人員削減による国内工場の閉鎖を回避するため政府、銀行団などの引き受けによる増資計画を検討していたが、暗礁に乗り上げた。
インテーザBCI、カピタリアとウニクレディト・イタリアーノ、サンパオロIMIの首脳は同日、ローマでトレモンティ経済財務相、フィアットのパオロ・フレスコ会長と会談した。政府とフィアット側が増資計画を説明したのに対し、銀行側は増資は引き受けないと表明。「フィアットが発表した国内従業員の二割にあたる八千百人の削減計画の実行は不可欠だ」とも伝えた。
地元メディアなどによると、政府とフィアットは資本提携先のゼネラル・モーターズ(GM)、政府、銀行団が引き受ける形の四十億―五十億ユーロ規模の増資計画を検討している。四行などは七月にフィアットに三十億ユーロ(三千六百六十億円)を緊急融資することで合意。フィアットは約五十八億ユーロの純債務額を来年三月末までに三十億ユーロに削減することなどを約束しているが、インテーザBCIのパッセラ最高経営責任者は「(こうした条件を)緩和するつもりはない」と突き放した。