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【サンパウロ=窪田淳】
ブラジルの通貨レアルの対ドル相場は24日、1ドル=3.78レアルと前日終値比5.6%続落し、2日連続で過去最安値を更新した。10月の大統領選での左派候補の伸長に加え、ドル連動国債の償還を控えて投機的なレアル売りが加速した。
レアルの年初からの下落率は39%となった。代表的な株価指数であるボベスパ指数も9148と前日終値比1.3%続落した。
10月6日の大統領選に向け左派の野党労働党のルラ名誉党首が40%を超える支持率を獲得。与党候補を引き離しているのが市場動揺の要因。ルラ氏はこの日、自身が勝利した際には現職のフラガ中央銀行総裁を更迭する意向を明らかにし、不安が広がった。
(09:54)