現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 10年債入札こうみる:市場が吸収できる限界が一気に表面化=ドイツ証 森田氏(東京20日ロイター) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 9 月 20 日 16:36:05)
財務省が20日に実施した10年物国債の価格競争入札で、入札の予定枠に対して金融機関の応札額が届かない「札割れ」になった。国債の札割れは、1994年2月の4年物国債の入札以来のことで、10年物では初めてだ。
これを受けて、この日の東京債券市場では、国債を売る動きが加速し、代表的な指標である10年物国債の流通利回りは一時、前日の終値に比べて0・130ポイント高い1・310%まで急上昇(国債価格は下落)した。その後、やや買い戻され同0・120ポイント高い1・300%で取引を終えた。1・3%台になったのは約1か月半ぶりだ。
日本銀行が金融機関の保有する株式を直接買い入れる方針を18日に発表したのを契機に、資金が債券から株式に流れるとの見方から、国債価格の下落(長期金利の上昇)が続いている。こうした動きを背景に、債券相場の先行きに対する警戒感が強まり、札割れにつながったとみられる。
発行総額1兆8000億円のうち、銀行などで作るシンジケート団の引き受け分を除く1兆3500億円について価格競争入札で調達する予定だったが、1兆1852億円の応募しかなかった。入札の不足分はシ団が引き受けるため、国庫の資金繰りに問題は生じない。
財務省は「日銀の発表など特殊要因があった。国債の需給に問題はなく、今後の国債発行計画を変更する予定はない」(理財局国債課)としている。
(9月20日20:15)