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(回答先: 10年債入札こうみる:札割れショック、投資家の疑心暗鬼強く=三菱証 石井氏(東京20日ロイター) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 9 月 20 日 16:34:48)
<ドイツ証券 シニアエコノミスト 森田長太郎氏>
4月債以降、供給量が1000億円増額された上に、シ団引き受けを減らし価格競争入札の比率が引き上げられた。相場が堅調なうちは市場は消化できるが、常に吸収できる限界点に近いところまできていた。
今回、日銀が銀行保有株購入を行うと発表したことから、市場が買いを手控える格好となり、それが一気に表面化した印象だ。財務省も、国債管理政策を考え直さなければいけないだろう。日銀の銀行保有株購入が今回の札割れの一因になっているとすれば、日銀が自ら種をまいたという意味から、再度、輪番オペの増額の問題などに手をつけていかなければならない。結果的に、日銀は市場の混乱を避けるために、何でも購入しなければならないことがイメージされるのではないか。
ただ、将来の景気やインフレ率が変わらない中で、仮に需給だけで崩れたのであれば、一定の均衡水準を見出すことができ、長期金利の上昇がこの先止まらないということはない。ただ、日銀の銀行保有株購入や10年債入札の結果を踏まえると、長期金利が1.0%まで低下したブルトレンドは一服したということを確認するような地合いになるのではないか。