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【ワシントン竹川正記】米調査会社、リッパーが26日発表した調査によると、7月の米市場で株式投資信託からの資金流出が過去最大になった。粉飾決算の続発による米企業会計への不信を背景に、リスクが低い債券投信に乗り換える“質への逃避”が大規模に起こったため。
7月の投信への資金流出額から流入額を差し引いた純流出額が総資産残高(約3兆ドル)の1.6%にあたる490億ドル(約5兆8000億円)を記録、同時多発テロがあった昨年9月の300億ドルを大幅に上回った。逆に、債券投信の純流入額は192億ドルと過去最高だった。
7月は巨額の粉飾決算による信用失墜で米長距離通信大手、ワールドコムが破たんするなど企業の不正会計問題の拡大への懸念がピークに達っし、下旬には、ダウ工業株30種平均株価が7700ドル台まで急落。投資家は株式投信を解約し、リスクが低い債券投信への乗り換えを強めた。